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東京お散歩ガイド さんぽこ


日野「新撰組のふるさと」巡り

今年は大河も「新選組!」。
東京多摩地方は新撰組の主な隊士たちの生誕の地。
若かりし頃の隊士たちの思いを馳せて
ゆかりの地を巡ってみました。
●●● 2004/4上旬 Teru ●●●

土方歳三の顕彰碑
土方歳三の顕彰碑

石田寺 ~土方歳三の墓~

多摩モノレール「万願寺駅」を降りてまず向かったのが土方歳三のお墓のある石田寺です。 実は、それほど新撰組について詳しい訳ではないのでこちらのお寺の名称も普通に「石田寺」とか読んでいました。正しくは「せきでんじ」です。みなさんご存じでした?わたしだけかな?
土方さんのお墓は、門を潜って“順路”という看板を辿ってすぐの場所でした。“土方”という名字はこの辺りでは多いのか、周りにやたらと同じ名字のお墓がありました。それに、歴史上の人物のお墓と言うことで、古っぽい墓石を無意識に探していたため、案内のおじさんに「そこ、目の前!」とか言われつつもなかなか見つかりませんでした。思い込みって恐いです。実際は、きちんと案内の看板もあってそんなに戸惑うことはないはずです。
中央の土方家の墓標の隣の墓標が土方歳三個人のお墓。お花も絶えることがないような感じで、墓石には肖像写真まで置いてありました。
お墓の近くには土方さんの顕彰碑もあり、市の天然記念物と言う樹齢600年のカヤの樹もあり、お寺独特の凛とした空気の中で、自然と幕末の英雄の冥府を祈る気持ちになりました。

とうかん森
とうかん森

とうかん森

石田寺のすぐ近く、案内板をたどりつつ5分ほどで、土方家の氏神が祀られてると言うとうかん森につきます。
稲荷の祠を中心にムクノキ・カヤ等の樹が7~8本生い茂っている小さな“森”でした。その周囲はすでに民家で、その一角だけが切り離されたようなちょっと不思議な気分に。きっと、昔はこの一角だけでなく周りもみんな木々が生い茂っていて、そのなかを幼い土方少年とかが走り回ったんだな~、とか想像してみたりするのも楽しいですよ。
ただ“森”と聞いていたので、もうちょっと木々が鬱蒼と広がった場所を期待していたのですが…思ってた以上に狭かった。「森でお弁当♪」なんて思ってお弁当を買い込んでいったのですが、同じような新撰組巡りの観光客の人たちも頻繁にいてとてもお弁当どころじゃありませんでした。

入り口の看板
入り口の看板

新撰組フェスタin日野 万願寺メイン会場

本当ならば、とうかん森の後は「土方歳三資料館」へと行きたかったのですがこの日は閉館日(平日と第1・3日曜日の公開)。仕方ないので、そのまま案内をたよりに万願寺メイン会場へ。
こちらは、大河ドラマ「新選組!」が放映される年と言うことで始まった、まちおこしイベントの一端です。この会場の他に、日野宿本陣会場、ふるさと博物館会場の3会場で2004年の10月いっぱい開催されています。
このメイン会場内の交流センターでも、「土方歳三資料館」からの資料提供による特別展も開かれていて、資料館へ行けなかった悲しみを少しやわらげてくれました。他に、「壬生義士伝」を書いた浅田次郎氏の特別展もありました(日野市在住の方だったんですね…)。
入り口横ではなぜか(笑)リトルホースの牧場もあり、お子さま連れでも楽しめそうです。会場内も大河ドラマ館があったりミニSLも走っていたりと結構盛りだくさん。飲食スペースや売店もあって、そこでは隊士の名前の付いたラーメンやら新撰組饅頭やらも…そんなこんなを買い込んで食すも楽しいかも(?)

向島用水親水路の水車
向島用水親水路の水車

ふれあい橋~向島用水親水路

万願寺のメイン会場から高幡不動尊までは、浅川に掛けられたふれあい橋(正式名称:万願寺歩道橋)という吊り橋を渡って、向島用水親水路抜けていきます。ふれあい橋の上からは、天気が良ければ富士山も見えると言うことでしたが…残念ながらこの日は見えませんでした。天気は良かったんですけどね。でも、桜の季節ということもあり川べりに並んだ桜の樹はどれも満開、ちらっと高幡不動の五重塔も(てっぺんだけだけど)見ることができました。
そのふれあい橋を渡って高幡不動尊へ向かっているところにふと現れる緑地帯が向島用水親水路。個人的にはとてもお勧めの場所です。
近くの浅川から水を取り込んだ水路が流れている横には、遊歩道が続いていて、久々に柔らかい土の上を歩くことができました。水路に沿って小道を歩くと四阿や水車まであり、なかなかほのぼのとしたいい感じです。意外と人もいなくて静かで落ち着けました。ここでお弁当食べたかったなぁ…とか思いつつも、水路に緑地でマイナスイオンでお腹いっぱい胸いっぱいでした。

土方歳三像と殉節両雄の碑
土方歳三像と殉節両雄の碑

高幡不動尊

散歩の最後は、土方さんの菩提寺でもある高幡不動尊金剛寺。こちらは、土方さんの銅像があることでも有名ですよね。お馴染みの新撰組のだんだら模様のの羽織に袴姿の全身像がなんとも立派です。その隣には、近藤勇と土方歳三の顕彰碑・殉節両雄の碑が建っています。参道やお寺の前では、土方さんを歌ったらしい演歌がエンドレスで流れていたりとなかなかにぎやでしたよ。
こちらのお寺は、他にも重要文化財をはじめ数多くの文化財が残されていて、それらを見て回るだけでもちょっとした探索気分が味わえそう。ちょうど桜のシーズンだったので、桜で彩られた不動が丘を背景にした五重塔の景観がすばらしかったです。「山内八十八か所」なんてコースもありましたが、結構勾配の激しいハードな山道ぽく、根性無しな私は入り口で拝んだだけでさっさと帰ってきてしまいました。


日野市は現在(2004年)、市を挙げて新撰組ブームを盛り上げ中の様子。ドラマの方の舞台は関東から幕末の京都へと移ってしまいましたが、まだまだ突っ走る気マンマンの様子でした。案内板が各所にあったり、背中に“誠”の文字を貼付けた赤いジャケットを着たボランティアらしい案内の方もあちこちにいらして、気さくに案内をかって出てくれていました。
「大河ドラマでまちおこし」って話はよく聞くんですが、実際にタイムリーにその場所に行ってみたのは今回が初めて。たまにはこんなブームに乗って(踊らされて?)みるのもいいかもしれませんね。

散歩のまとめ



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