「お鷹の道」コース
清流の流れる遊歩道「お鷹の道」
万葉集の予習が必要かも、「万葉園」
●●● 1999/6上旬 Iwasaki ●●●
殿ヶ谷戸庭園
国分寺の駅前は大きなデパートもあってかなり賑やかですが、ちょっと奥に入るとすぐに緑が増えてきます。今回は「殿ヶ谷戸庭園」からスタートしましたが、ここも駅から2、3分の所にありました。この庭園は、大正2年から4年にかけて満鉄の副総裁定篠氏が別邸として設けたものを、昭和4年に三井財閥の岩崎弥太郎氏に買い取られ、その後昭和49年に東京都が買収したそうです。昭和49年までは岩崎氏の別邸として利用されていたというのだから、驚きです。入口付近には手入れの行き届いたきれいな芝生が広がっていて、奥には竹林、茶室、湧水の出る池まであるんですよ。何年か前には、ここの「次郎弁天池」に「かるがも」の親子が来て話題になったようですが、池にはぐっすり眠っている親ガモ(かるがもではないと思う)が2 羽、岩の上にうずくまっていました。今の時期には「ホタルブクロ」という花がたくさん咲いていましたが、春にはツツジ、秋には紅葉がきれいだそうです。
お鷹の道
庭園を出て坂を下ると、小さな川「野川」に出ました。この辺りから1km程川に沿った遊歩道があり、「お鷹の道」と呼ばれています。「殿ヶ谷戸庭園」にも湧水が出ていましたが、この付近の湧水は「名水」として有名です。細い川は進むにつれて流れも出てきて、とても澄んでいました。住宅地の合間をぬうように流れる川には、所々に「ほたるの里」「カワラナをとらないで」といった手作りの立て看板が立っています。ゴミも捨てられていないし、近所の子供達は川に入ってザリガニをとったりしていて、周りの人たちがこの川を大切にしているのが感じられました。近所にジャブジャブ入れる川があるなんて、子供にとっては最高ですよね。でも「カワラナ」ってなんですかね...?
真姿の池
お鷹の道を進んでいくと、川がふた手に別れる所に出ました。分かれた川は、高くなった林の方に向かっています。向かっているというか、こちらが水源なんですね。どこから出てきているのかよくわからないんですが、きれいな水がどんどん川に流れていきます。
川の脇には新鮮野菜の直売コーナーもありました。スーパーより断然安いし、大根の葉っぱの立派なこと...。家が近所だったら買って帰るんだけどなあ。
そしてその向かいには「真姿の池」があります。ここには、「嘉祥元年(848)、絶世の美人といわれた玉造小町が『らい病』に苦しみ、国分寺の葉師如来に祈り続けたところ、一人の童子か現れてこの池に誘い、『この池にて洗うべし』といって姿を消した。小町がその水で体を洗うと病が治り、元の姿に戻った。」という伝説のある所です。今でも池の中の弁財天には、病気回復の御利益があるとされているそうです。
国分寺/万葉園
お鷹の道の終点は、今日の散歩の終点にもふさわしい「国分寺」です。ここには万葉集に出てくる植物がたくさん植えられていて、各々「歌」と「万葉呼名」「和名」が書かれた説明板が設置してあります。これらの植物は、当時の住職星野亮勝さんが13年をかけて採集したもので、現在では、約160種の植物が植えられています。古典で習った事もあるんでしょうが、恥ずかしながら一つも聞いた事がありませんでした。私だって実際にその歌に出てくる植物を見ながら歌を勉強すれば、もうちょっと興味を持てたのかも知れないなあ、と思いました。
国分寺は駅付近しか来たことがなかったので、こんなに自然がいっぱいだとは知りませんでした。水源の湧水は冷たくて本当にきれいです。都内にもまだこんな所があるんですね。
今回は行きませんでしたが、駅の反対側にはおいしいシフォンケーキの食べられる喫茶店があって、ひと休みするのにピッタリですよ。
散歩のまとめ
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